当院におけるレジオネラ肺炎の検討

レジオネラ肺炎はペニシリン系、セフェム系などのβ-ラクタム系抗菌薬に抵抗性を示し、早期に適切な治療がなされない場合、しばしば重症化をきたす。今回尿中抗原などによりレジオネラと診断した10症例を報告する。2005年7月1日から2008年4月1日までの肺炎が疑われ、尿中レジオネラ抗原が陽性となった10症例を対象とし、治療内容、入院期間、重症度につき検討した。平均年齢は48.3歳、男5例、女5例。症状は咳と発熱(37℃以上)が8例で最も多かった。その他、痰、呼吸困難、下痢などが認められた。発症から診断までの平均日数は6.3日、全症例とも尿中抗原陽性にて診断した。診断時の発熱は平均38.5℃、平均白血球は8、659/μL、平均CRPは13.0mg/dL、重傷度分類(A-DROP)は0点である軽症が2例、1〜2点の中等症が6例、重症、超重症がそれぞれ1例であり、7例は入院加療、3例は外来治療を行った。治療内容はPZFX 5症例、LVFX2症例、EM+RFP2症例、CAM1症例であり、平均入院期間は15.3日であった。


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