レジオネラ解析用パルスフィールドゲル電気泳動法の改良

パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)法は感染源の同定や感染事例の関連性の明確化、レジオネラ感染症の原因究明や感染拡大防止にも使用されている。しかし従来のプロトコルは時間がかかり、制限酵素の不完全消化断片が多く残り、また染色体DNAへのダメージが見られ再現性に問題があるため改良を試みた。米国疾病予防管理センター公開のグラム陰性菌を解析するPFGEのプロトコルを参考にレジオネラ用PFGEプロトコルの改良を行った。リゾチームによる溶菌処理を削除し、プロテイナーゼKの濃度を減らし処理時間を短縮した。さらに高濃度の制限酵素処理により短時間でのDNA消化を行った。結果、PFGE解析時間を4日から2日に短縮、また制限酵素による不完全な消化断片、染色体DNAへのダメージが見られなくなり、再現性が取れるようになった。


レジオネラ文献, 総論カテゴリーの記事