生きたレジオネラ菌の迅速遺伝子検査法の作成

目的
分離培養に一週間かかるレジオネラ菌の検出を数時間の液体培養を行い、RT- PCR法で生死を判定する遺伝子検査法を確立する。

方法
BCYE brothに懸濁し培養した。培養は0時間の培養液を保存し、一定時間培養後に培養液を採取し、煮沸後その一部をRT-PCR法に使用した。RT反応は41Cで15分行い、その液の反応液の一部をReal time PCRに使用、増幅産物のCtValueとTmを測定した。Legionella pneumophilaの検出にはi>dnajprimerを使用した。

結果
レジオネラ菌は2時間のBCYE broth培養後にRT-PCR法を実施することで0時間との増幅の違いが明確になり、生菌の増殖を確認できた。PCR法単独では0時間と2時間培養後の増幅シグナルは十分な違いが出せず、RT-PCR法との感度の違いが明らかになった。最終的に生きた菌の遺伝子検査を1CFU/10ml〜1CFU/100mlの感度でレジオネラ菌を検出するプロトコールを作成した。

考察
生菌の遺伝子検査法の特色は生きた病原体が陽性であるとの結果が短時間で得られた時に薬剤感受性の遺伝子検査に直ちに移行できる。抗菌剤の入った培地での発育を迅速にRT-PCR法で測定し、菌の検出と同時に薬剤感受性を測定できるが、薬剤耐性はLegionellaよりも耐性菌が報告されているMycobacteriumやmycoplasmaでより感受性測定は有用であることを併せて報告する。


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