Legionella pneumophilaおよびAmoebaに対する銅殺菌効果の検討

目的
銅には残留性があり、殺菌効果があると知られているが、温泉のレジオネラ属菌に対する銅殺菌効果については十分に検討されていない。そこで、L. pneumophilaおよびAmoebaに貧食されたL. pneumophilaに対する銅殺菌効果について検討を行った。

方法
1)各pHに調整した試料に一定量の銅イオン溶液および銅コーティング試料を加え、L. pneumophilaを添加後、一定時間ごとにBCYEαに塗布、培養した。
2) AmoebaL. pneumophilaを貪食させ、シスト化して0.5〜10mg/L Cu2+濃度で3時間作用させた後、Amoeba破壊後、BCYEαに塗布、培養した。

結果
1)銅イオン溶液では、Cu2+10mg/Lで殺菌効果は殆ど認められなかったが、銅コーティング試料では、溶出したCu2+10mg/L以下でも殺菌効果が認められた。
2) Cu2+濃度10mg/Lで3時間作用してもAmoebaに貪食されたL. pneumophilaは殆ど殺菌されなかった。しかし、シスト化したAmoebaをCu2+濃度0.5〜10mg/Lで3時間作用してもAmoebaの生存には殆ど影響しなかった。


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