Legionella pneumophila(Lp)感染において感受性であるB10.A/SgSn Slcマウスの解析

目的
これまでLp感染におけるマウスの系統差はマクロファージで報告はあるが、マウス肺感染系ではない。そこで、今回その原因因子を肺のサイトカインを測定することにより感受性マウス系統を見いだす検討した。

方法
種々のマウス(H-2コンジェニックマウス7種、近交系マウス8種)にLp80-045株を投与し、肺の生菌数を測定した。

結果と考察
Lpに対して抵抗性であったC57BL/10マウスでは肺におけるIFN-νおよび、TNE-α、IL-12p70濃度が感染2日目をピークに有意な上昇を示したが感受性であったB10.A/SgSn Slcマウスでは全く上昇しなかったこと、およびIL-4濃度に差がみられなかったことから、Th1細胞あるいはNK細胞による細胞性免疫がこのLpのクリアランスの差に重要であることが示唆された。本研究から、B10.A/SgSn Slcマウスはレジオネラ症のマウス感染モデルとして有用であると考えられた。※非会員共同研究者:山本直樹(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・ウイルス制御学)


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