ブロッコリー含有スルフォラフェンによるLegionella pneumophila細胞内増殖抑制効果について

目的
ブロッコリー新芽に多く含まれるSulforaphane(SUL)は生体内において酸化作用を抑制する還元酵素を活性化し抗癌作用を誘導すると共に一部の細菌に対しては抗菌活性を有することが報告されている。そこで、肺上皮細胞や肺胞マクロファージにおける食品由来成分(SUL)のLp感染抵抗性付与活性とその作用機序について検討を行った。

方法
肺胞II型上皮細胞A549、肺胞マクロファージMH-S、単球THP-1細胞(PMA刺激細胞)に、L.pneumophila 80-045株をMOI10で感染させ、感染前後にSUL添加、菌の細胞内増殖を経時的に測定した。

結果と考察
SULはいずれの細胞内においても本菌の増殖を抑制した。抑制効果が認められたSUL濃度では細胞毒性は認められなかった。また、SULのLpに対する特設的な抗菌活性は認められなかった。これらのことよりSULは宿主細胞の何らかの機能を介したLpの増殖抑制効果を誘導するものと考えられた。※非学会員共同研究者:末廣伸子、越智やよい


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