レジオネラの細胞内増殖を抑制する2-deoxy-D-glucoseの作用ーDNA arrayによる解析から―

目的
マウス・オリゴマイクロアレイを用いて2-deoxy-D-glucose(2dG)がL.pneumophilaの細胞内増殖を抑制する働きについて、マウス遺伝子転写レベルで解析した。

方法
A/Jマウスの腹腔MΦを回収し、L.pneumophilaを10MOIで1.5時間感染させた。2dG(1mM)を加えた群と加えなかった群に分けて10時間培養後、MΦのtotal RNAを抽出した。アジレント社のLow RNA inputリニア増幅&ラベル化キットを用いてcRNAを合成し、マウスオリゴアレイにハイブリダイゼーションした。

結果と考察
2dG添加により発現が減少した遺伝子の絞り込みを行った結果、Toll-like receptor 2、Nuclear factor of kappa light chain gene enhancer in B-cells inhibitor、small G Rasファミリーの下流にあるRal-GDSの遺伝子が候補に挙がった。これらの遺伝子がL.pneumophilaの細胞内増殖抑制に関連する可能性が考えられる。今後、阻害剤やノックアウトマウスを使った実験を行っていく予定である。


その他, レジオネラ文献カテゴリーの記事