多臓器障害を来し、薬剤の関与も考えられ、ステロイド療法が有効であったレジオネラ肺炎の1例

症例
・53歳男性
・主訴:発熱、咳嗽、倦怠感
・生活歴:飲酒は日本酒4合ほど、喫煙歴は40本を30年間。3年前より高血圧を指摘されていたが放置していた。
・経過:常備薬を服用したが改善せず、悪化したため、近医を受診。胸部レントゲンに肺炎像を指摘され、同日当院に紹介入院となった。

結果
入院時身体所見では、意識レベルはやや不穏状態であり、体温は40℃。呼吸数は51回/分、心拍数112/分であり、低酸素血症、肝機能障害も認められた。入院当日からIPM/CS1g/日、CPFX600mg/日の抗菌剤の併用投与を受けたが、病状は悪化。その後、ステロイドの追加投与を受けたところ、症状、検査所見そして画像所見は著名に改善した。
入院時の尿中抗原からレジオネラ肺炎と診断された。しかし、入院前に内服していた市販薬のDLSTも陽性を示した。臨床経過からはステロイド療法が著効しており、薬剤性の関与も疑われた。


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