「尿中抗原」レジオネラ

目的
レジオネラおよび肺炎球菌感染症患者を対象に、患者尿から病原体抗原を特異的かつ迅速に検出できるキットが開発され、利用可能となったため、「尿中可溶抗原による肺炎の診断」をテーマに、レジオネラ肺炎の診断キットの特長・有用性について発表する。

方法
当教室はこれまでの約10年間で200症例を超えるレジオネラ肺炎を診断しており、今回はその症例を対象に、レジオネラ肺炎診断における尿中抗原検出キットの有用性について解析を加えた。

結果と考察
L.pneumophila血清型1以外の感染症における尿中抗原の陽性頻度は6/23症例(26.1)と低いことから、本キットは基本的に血清型1感染症に対して有用な検査方法であると考えられる。今後も、レジオネラ肺炎患者でみられる持続的抗原排出の意味や、病態形成における役割など、尿中抗原の意義について診断と病態の両面から考察する予定である。


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