温泉水からのレジオネラ属菌の分離状況

全国各地の温泉水より採取した710試料におけるレジオネラ属菌の分離を試み、以下の成績を得た。
(1)710試料中204試料(28.7%)からレジオネラ属菌が分離され、47都道府県全ての温泉水から分離された。
(2)地域別に見ると中国、東北および関東地方の分離率が30.7〜31.0%とやや高く、次に中部と四国地方が28.6〜29.2%、北海道、近畿および九州地方は25.0〜26.2%とやや低かった。
(3)温泉水のpH別に見ると、pH3.1〜pH7.5で34.8%と最も高く、次にpH7.6以上で24.8%、pH3以下では4.9%と最も低い分利率であった。
(4)菌種別では分離された251株中245株(97.6%)がL.pneumophilaに該当し、優占種であった。また、血清群別では、1群および5群に型別される菌株が多く認められた。以上のことから、日本各地の温泉水には広くレジオネラ属菌が生息していることが明らかになった。


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