客船に関連したレジオネラ症の集団発生における感染源の分子疫学

目的3名のレジオネラ肺炎患者を出した大型客船の環境調査を行い、菌を分離して患者喀痰由来の株と比較し感染源を分子疫学的に同定する。方法客船より採水した検体をWHO培地に接種してコロニーを分離した。菌株のDNAをPFGEによる解析を行った。結果男子浴槽、男子および女子浴槽ろ材、女子浴槽ヘアキャッチャーから分離されたL.pneumophila(Lp)血清群(SG)5と患者分離株のDNA型が一致した。これまで、海外では客船に関連して少なくとも10のレジオネラ肺炎のクラスターが報告されているが、LpSG1によるものが多く、LpSG5が感染源であると分子疫学的に特定された客船関連の症例は今回のが最初の報告となる。


レジオネラ文献, 発症例カテゴリーの記事