温泉施設レジオネラ集団感染肺炎症例における細菌学的検討

目的レジオネラ集団感染肺炎症例における細菌学的診断法の意義を検討する。方法循環式温泉によるレジオネラ肺炎疑い例295例のうち入浴より2週間以内の発症を確認した77例について培養、抗体、尿中抗原などの細菌学的診断について検討した。結果と考察集団感染による肺炎症例においてレジオネラに特異的な診断法の陽性率は30%程度と低かった。しかし、一般臨床の場においては尿中抗原を含む細菌学的検査が陰性であっても、レジオネラ属を起炎菌として否定できないことから、特に重傷の市中肺炎診療時には温泉施設の利用などの病歴聴取の併用を考慮する必要がある。


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