家庭用24時間風呂が感染源と考えられるレジオネラ肺炎の1成人例

・症例:88歳女性
・主訴:発熱、呼吸困難
・現病歴:平成14年8月頃より関節リウマチのため内服加療、平成15年4月17日夜間より呼吸困難が出現し、19日朝には、嘔気、嘔吐も強く、さらに意識障害が出現したため近医に入院。著しい低酸素血症に対し当病院を紹介受診し、入院した。生活暦:喫煙なし、24時間風呂には1日2〜3回の入浴習慣あり。
・経過:人工呼吸管理・陽圧呼吸下に、ステロイドパルス療法を施行するとともに、エリスロマイシン1、500mg/日の点滴静注を行い改善し、6月に退院した。24時間風呂の習慣から、レジオネラ肺炎を疑い、BCYE培地による喀痰培養でLegionella pneumophila(SG6)が検出され、患者宅の浴槽水からも同様に検出されたため、パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)による遺伝子相同性試験で、両検出菌の起源は同一と判定された。


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