レジオネラ症発生の予防を目的とした冷却塔水中のLegionella属菌の生態調査とその防除法の研究

わが国の本州各地の冷却塔水102検体について、Legionella属菌の検出を行った結果、64.7%の検水からLegionella pneumophilaが検出された。冷却塔水中の本菌数と一般細菌数、pHとの間に相関は認められず、また本菌数の季節的な変動は確認できなかった。モデル実験結果から、冷却塔の洗浄には3%過酸化水素水または2%グルタールアルデヒド溶液の使用が有効であり、その後、菌の増殖を抑制するために有機ブロム剤を使用するのが効果的であった。紫外線殺菌装置を設置したモデル実験では、試験管内実験結果に反してL.pneumophilaを完全に抑制することはできなかった。これは、当装置は冷却塔の循環水のバイパスに設置・使用するため、冷却水全体の完全な殺菌が難しいためと思われる。


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