「24時間風呂」の衛生問題と行政の対応

「24時間風呂」といわれる、生物浄化装置を利用した浴水の循環保温装置の衛生保持機能の欠如と、Legionella pneumophilaおよびその他の細菌、原生動物の定着・増殖に関する知見が公表されたことから、国民健康保持の重要性に鑑み、通商産業省は同商品の製造・販売94社に対し衛生問題対策について回答を求める要請を発するとともに、「24時間風呂衛生問題検討専門家会議」を編成した。併せて以上の点を報道機関に公開した。この要請に対する各社の回答、諸資料、国内外の文献を精査するとともに、更なる実地培養試験などの結果をふまえ、「専門家会議所見」が公表された。これにより業界の自主的対応が求められることとなった。24時間風呂業界は衛生問題に対する自主基準を設け、消費者の啓発に努めているが、種々の点で困難な問題が残っており、その解決は今後の努力にまたねばならない。


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