Signature tagged mutagenesis法を用いたLegionella pneumophilaの病原遺伝子の探索

1400余株のレジオネラをSTM法によりモルモットを用いて、病原遺伝の検索をしたところ16株が肺および脾臓から検出されず、非病原性株と判定された。このうち12株は細胞内増殖能の低下が認められたが、4株は細胞内増殖能を保持していた。2株のみが、栄養要求株であった。16株の病原性関連遺伝子を検索したところ、6株が既知のレジオネラの病原遺伝子であった。8株は既知の他菌種の遺伝子と高い相同性をしめしたものの、レジオネラでは未だ報告のない遺伝子であった。3株は全く既知の遺伝子との相関は見られなかった。本法によりレジオネラの新しい病原遺伝子が複数発見された。このような新しい分子生物学的手法は感染症の病態の解明に大きく貢献するものと期待される。


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