横紋筋融解・急性腎不全・肝障害・脳症を来した重症レジオネラ肺炎の1救命例

67歳の1人の男性が、近医で高熱と胸部単純X線所見により肺炎と診断され、宮崎医科大学第3内科に紹介入院した。入院時検査では低ナトリウム血症、横紋筋融解、肝障害が認められた。男性の容態は、肺炎治療を行ったにもかかわらず、脳症と急性腎不全と呼吸不全が数日中に急速に悪化し、血液透析と人工呼吸が必要となった。多臓器障害を発症していたためレジオネラ肺炎を疑い、erythromycin及びmethylprednisoloneを投与した。それらの投与後、男性の容態は急速に改善したが、30日間は血液透析を必要とした。経過中に提出した血清学的検査でレジオネラ抗体価が1024倍と顕著に上昇していたため、レジオネラ肺炎と診断した。宮崎県において初めての重症レジオネラ肺炎であった。


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