銭湯浴槽水の抗酸菌汚染と浴槽環境

夜10時過ぎに採水した岐阜市26銭湯(72浴槽数)の内、20の銭湯(30の浴槽水)から抗酸菌群が検出された。これら抗酸菌群は他の菌種とは異なり、温度、残留塩素濃度、通気、循環などの浴槽環境では制御されず、いずれの環境でも30%以上の高検出率であった。分離・同定された抗酸菌34検体の菌種分布はM.avium、27;M.gordonae、3;M.fortuitum、2;M、intermedium、1;M.phlei、1であった。この検出率および菌種分布は「24時間循環風呂」における結果と同傾向であった。それ故、この結果は銭湯においても「24時間風呂」と同様に抗酸菌群防除対策を緊急に講じる必要性を警告している。他方、レジオネラ属菌を含むいずれの菌種についても入浴剤(バスクリン、漢方、薬草、ハーブ、NaHCO3など)投入浴槽は無投入より、溜め湯浴槽は通泡/循環及び循環より細菌検出率も菌濃度も理化学的汚染度も高いものが多かった。特に40℃以下、入浴剤投入、溜め湯の3条件のそろった浴槽では汚染度が高かった。


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