琉球大学附属病院におけるシャワー水及び環境水のレジオネラ追跡調査

琉球大学附属病院において1996年度より例年施行している病院内のシャワーユニットのレジオネラ検出追跡調査では、新生児室、NICUから散発的にレジオネラが検出されたが、迅速なシャワーユニット交換により再度検出されることはなく、院内感染者も発生していない。「レジオネラは末端レベルでの汚染である」と考え、シャワーユニット交換により対応してきた従来のレジオネラ院内感染予防対策は、これまではその効果が実現されている。検出された株は全てL.anisaと同定され、簡便な遺伝子同定法であるRAPD法によりそれらの株の同一性が2001年度に確認されている。この事実を考慮するとシャワーユニットよりも中枢レベルでの汚染が疑われるため、従来の対策を見直す必要性も生じている。今回新たに中枢レベルでの環境水の調査及び、病院の立地する環境水からのレジオネラの検出も試み、新たなレジオネラ院内感染に対する適切な調査方法、予防方法について検討するとしている。


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