レジオネラ肺炎の重複感染例の臨床的検討

Legionella species(Lsp)による肺炎の重複感染症例の臨床的検討を行っている。対象:1987年4月〜2001年10月までにLspによる肺炎と確定診断した112例。

結果
重複感染率11/112例(9.8%)、平均年齢60.4歳、男女比7:5、発症形式はすべて市中肺炎。6/11例(54.5%)が重症。

重複感染した起炎微生物: Mycoplasma pneumoniae(3例)、 Streptococcus pneumoniae(3例)、Haemophilus parainfluenzae(2例)、Mycobacterium tuberculosis (1例)、α-Streptococcus(1例)、Pneumocystis carinii(1例)。

転帰:10/11(90.9%)が治癒、1例死亡。治癒の場合は5日以内にLspに有効な抗菌薬を投与されている症例が多い。死亡例は発症14日後にエリスロマイシンを投与された。以上のことから、Lspの混合感染は決してまれではなく、重症肺炎では他の起炎微生物が検出されても、常にLspの重複感染に注意しながら治療にあたる事が重要としている。


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