安心して温泉を楽しむために〜レジオネラの話〜

レジオネラ症感染は世界的には冷却塔を感染源とするものが多いが、日本では、循環ろ過式の入浴施設、いわゆる24時間風呂を感染源にするものが多く、問題意識が高まってきている。入浴者数にくらべ、湧き出るお湯の量が少なく、お湯を循環ろ過して使っていることに原因がある。循環ろ過式風呂でレジオネラ症感染が起こる主な理由は、細菌を繁殖させて垢を分解してきれいにするろ過システムを用いている生物槽で、細菌の繁殖とともにそれを補食する原虫が増え、その原虫に寄生して増殖するレジオネラ属菌が増えることにある。
気泡風呂やジャグジ-などエアロゾルが発生する設備を使用している施設が多い。本来、温泉は湧き出るお湯に浸かり、溢れるお湯は捨てるものである。本来の姿に戻るか、あるいは塩素剤をたっぷりと使用して使い続けるか、答えはおのずから決まっている。


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