Lejionella pneumophila pmi変異株GB112の性状解析

感染宿主モデルのヒトマクロファージ様細胞U937への感染系において、細胞外の菌をAlexa546、細胞内の菌をTO-PRO-3、後期エンドソームマーカーであるLAMP-1およびLAMP-2をAlexa488にて3重染色し、AA100およびGB112感染における細胞内リクルートメントを共焦点レーザー蛍光顕微鏡により比較解析した。
感染4時間後のAA100を含むファゴソームは、その約10〜20%のみにLAMP-1およびLAMP-2の集積がみられた。
一方、感染4時間後のGB112を含むファゴソームは、その約70〜80%のにLAMP-1およびLAMP-2の集積がみられ、これは加熱死菌を感染させた場合とほぼ同じであり、GB112が野生株と異なり感染後早い時期にP-Lfusionを起すことを裏付ける結果であった。また、GB112のカセット挿入部位の一部の塩基配列解析および米国コロンビアゲノムセンターによるレジオネラゲノムプロジェクトのデータベースを利用して、GB112の遺伝子変異部位を同定した。その結果、カセットは915bpのサイズを持つORF内への挿入されており、このORFと他の細菌で相同性を持つ遺伝子はないこと、その上流および下流には同じ向きの2つのORFがそれぞれ隣接していることが判明した。

■会員外共同研究者Y.Abu Kwaik(ケンタッキー大)


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