土壌由来レジオネラ属菌のアメーバ内増殖性と薬剤感受性の検討

2001年に全国の表層土壌から分離同定したレジオネラ属菌62株についてAcanthamoeba内での増殖能と薬剤感受性について検討したところ、以下の成績が得られた。

供試菌株は全てAcanthamoeba内で増殖し、病原性を有するものと考えられた。また、増殖に要する最小菌数は103〜108CFU/mLで、菌株によって差異が認められた。

Etestにより10薬剤に対する薬剤感受性を検討したところ、β-ラクタム系のイミペネムと抗結核剤であるリファンピシンのMIC90は12μg/mL、16μg/mLであった。なかでも前者では、MICが32μg/mLと感受性の低い株が2株あった。以上のように、土壌由来株はいずれも病原性であると考えられ、薬剤感受性は臨床分離株のそれと比較してやや低い傾向が認められた。


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