Lejionella pneumophila SG1以外の菌種によるレジオネラ肺炎の検討

L.pneumophila SG1が起炎菌となり発症するレジオネラ肺炎(Lsp1)と、L.pneumophila SG1以外の血清郡または他の菌種による肺炎(non-Lsp1)による肺炎像とを比較検討した。

方法
当院で診察し、レジオネラ症と判断された123例中、Lsp1と同定されたもの58例、non-Lsp1と同定されたもの29例を対象とした。

結果
肺炎の重要度はLsp1郡では高かったが予後は両郡で有意差を認めなかった。ステロイド、抗癌剤、免疫抑制剤など宿主の感染防御能を低下させる危険因子はnon-Lsp郡に多く認められた。

考察
Lsp1とnon-Lsp両郡では臨床像は大きく異なることはなかった。non-Lspによる本肺炎も、Lsp1と同様に迅速に診断し治療を開始することが重要である。そのためにもレジオネラ属菌を幅広く検出できる簡便な検査方法の開発が重要である。


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