レジオネラ属菌とそれによる感染症

レジオネラ症の病型肺炎型と非肺炎型(ポンティアック熱)とがあり、劇症、中等度、軽症等の段階があり、劇症の場合は肺炎の進行が迅速で多臓器不全を伴って1週間前後で死亡することもある。平成11年4月に感染症法が施行され、レジオネラ症は全数把握の4類感染症となり、届出が義務付けられた。

レジオネラ肺炎の危険因子レジオネラ肺炎の危険因子として最も重要視されるのは宿主の局所および全身防衛力の変化である。

レジオネラ菌数10CFU/100mL未満の問題点現行検査方法で不検出とされる菌数は10CFU/100mL未満とされているが、10CFU未満とは9またはそれ以下の不定の数値であるため、検出量を表すのに、そのような不確定な数字を元にした○○倍という表現は全く意味がない。

レジオネラ菌数10CFU/100mL未満は安全か実際には5CFU/100mLで感染発症した例もあり、必ずしも安全とは言えない。菌数を発表する時は、検水量と検査方法を明記する必要がある。

溺水したヒトの肺に入る水と菌の量溺死者の司法解剖では肺の割面から水はでないそうである。そのことから溺水者は浸透圧の低い水の流入で気道粘膜が障害され、少数菌量でも感染が成立する可能性が推測される。

循環浴場は危険で非循環浴場は安全か浴槽における循環式か非循環式かは細菌学的安全度の指標にはならないと考える。問題は衛生管理の徹底にある。保健所が新規浴場の設計段階から介入し、衛生管理と採算とが両立する計画を指導されることが期待される。


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