Legionella pneumophila SG1以外の菌種によるレジオネラ肺炎の検討

目的
一般に用いられる尿中抗原検査であるBinax-NOWと外注検査によるIFAはともにL.pneumophila SG1のみ診断可能である。そこで、L.pneumophila以外の菌種によるレジオネラ肺炎について検討した。

方法
1987年〜2002年8月までの期間に当科でレジオネラ肺炎と診断した123例を対象に、IFA法、培養をもちいて診断した。

結果と考察
L.pneumophila SG1以外の菌種によるレジオネラ肺炎は確定症例29例(33.3%)、疑い症例を含めると39.6%を占めた。集団感染が問題となっている温泉、循環式浴槽などからは、L.pneumophila SG1以外の血清群も多数検出されていることから、レジオネラ属菌を幅広く検出できる簡便な検査法の開発が重要である。


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