レジオネラ感染の病態形成

レジオネラ感染の成立には宿主細胞内での増殖が第一段階である。我々の研究成績より、in vivoでのレジオネラの病原性発現にはEnzyme I Ntrを介する細菌特有の情報伝達系の重要性であり、特に肺胞上皮細胞内における増殖機能および細胞障害性と病原性との関連が示され、肺炎の重症化との関連が示唆される。TLR(Toll-like receptor)2KO、TLR4KOマウスを用いた検討では、感染初期のマクロファージによるIL-12およびTNE-aの産生はTLR2依存性であった。すなわち、マクロファージ等に発現しているTLR2が主体となったレジオネラの認識を端緒として、IL12等によって規定される感染防御がset upされることが推察された。このことに一致して、in vivoでのレジオネラに対する感染防御におけるIL-12の重要性が報告されており、我々もin vivoにおける感染防御機構についても更に検討を進めている。


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