家庭用24時間風呂が感染源と考えられるレジオネラ肺炎の1成人例

家庭用24時間風呂のレジオネラ汚染の危険性はよく知られているが、これを感染源とする成人レジオネラ肺炎が確認されたことは極めて重要と考え、報告する。症例:88歳、女性、身長143cm、体重40kg、家庭用24時間風呂には、1日2〜3回の入浴習慣症状:呼吸困難感、嘔気および嘔吐、意識障害、低酸素血症、全肺野に湿性ラ音を聴取、胸部CTでは両側上中肺野に中心性に拡がる浸潤影とともに両側の胸水を認めた。経過: RAに合併した急性呼吸窮迫症候群と診断し、さらに家庭用24時間風呂の習慣からレジオネラ肺炎を疑った。人工呼吸管理・陽圧呼吸下に、ステロイドパルス療法を施行するとともに、エリスロマイシン1500mg/日の点滴静注を行ったところ、改善した。レジオネラ属菌に関しては、BCYE培地による喀痰培養でLegionella pneumophila(SG 6)が検出され、患者宅の浴槽水からもLegionella pneumophila(SG 6)が検出された。両菌は同一起源と判定された。


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