PCRを用いた環境水中におけるレジオネラ属菌の高感度検出

目的
PCRを用いて、環境水中のレジオネラ属菌を迅速かつ高感度に検出、定量できる検査法を確立するために、新たなPCRプライマーを設計し、実際に環境水サンプルからのレジオネラ属菌の検出を試みた。

方法
PCRプライマーはL.pneumophila血清群1のI6S-23S rRNA ingergenic regionの配列を基に設計された。また、浴槽水は冷却遠心後の100倍濃縮液をサンプルとした。

結果
今回設計したプライマーは、L.pneumophilaの各血清群だけでなく、L.bozemaniiL.micdadeiなど他菌種も含めたレジオネラ属菌を特異的に検出できた。また、このプライマーを用いて環境水中のレジオネラ属菌の検出を試みたところ、目的の増幅産物が特異的に検出され、この増幅産物がレジオネラであることはシーケンスでも確認された。考察:以上のことから、環境水サンプルにおいてもレジオネラ属菌を特異的に検出できることが確かめられた。現在、リアルタイムPCRを用いたレジオネラ属菌の定量も行っており、この件についても報告する予定である。会員外研究者:静岡県環境衛生科学研究所大畑克彦、鈴木光彰


レジオネラ文献, 検査方法カテゴリーの記事