石岡・国民宿舎「つくばね」基準超すレジオネラ菌感染者なし-茨城県

2006年6月29日の茨城新聞によると茨城県石岡市産業文化事業団(管理者・横田凱夫市長)が運営する国民宿舎「つくばね」の共同浴場から、基準値を超えるレジオネラ菌が検出されていたことが28日、分かったという。今のところ施設利用者に感染者は出ていないという。同市では2000年6月、市総合福祉センター「ふれあいの里石岡ひまわりの館」の入浴施設で利用者がレジオネラ菌に集団感染、三人が死亡する事件があっただけに、市幹部らは「事件の教訓が生かされなかった」とショックを受けている。 関係者によると、レジオネラ菌検出は、同事業団が業者に委託して行う自主検査で判明したという。共同浴場の洗い場の消毒や清掃が不十分だったことが原因とみられる。 同市のレジオネラ菌による集団感染事件では三人が肺炎にかかり死亡したほか、多数が発熱やせき、呼吸困難などの症状を訴え入院。市は賠償金などを被害者に支払い、当時の館長ら二人が業務上過失致死傷の罪で罰金刑となったという。 土浦保健所は「浴場の清掃や消毒など完全な管理がされていなかった。講習会などを通じて伝達していたのだが、誠に残念」と話している。同市に今後の対応策などを指導したという。

記事掲載誌 茨城新聞 掲載日 2006年6月29日 記事番号 778