赤痢菌、分泌たんぱく質で宿主細胞の異物排除機構を回避-東大が発見

2004/12/03の日刊工業新聞によると、赤痢菌は、病原因子の一つである「IcsB」というたんぱく質を分泌することで自らをカモフラージし、宿主細胞のオートファジーという異物排除機構を回避していることを東京大学医科学研究所の笹川千尋教授らの研究チームが突き止めたという。 この成果はレジオネラ属菌やリステリア菌などの細胞内寄生菌が、宿主細胞のオートファジーをいかに回避しているかの解明にもつながり、ワクチンを含めた病原菌感染の予防や治療法を開発する重要な手がかりになるという。 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業チーム型研究による成果で、2日付の米科学誌「サイエンス」のオンライン版で公開されたという。

記事掲載誌 日刊工業新聞 掲載日 2004年12月3日 記事番号 637