関温泉旅館「はつねや」若主人笹川勇介氏――100%かけ流し宣言(自分流)

2004/10/11の日本経済新聞 朝刊によると、新潟県妙高村の関温泉の全旅館がORP(酸化還元電位)分析という方法で浴槽の湯を検証することを提案したという。9月1日に加水・加温、塩素消毒もしていないという「源泉100%かけ流し宣言」を行ったためで、科学的な証明は全国で初めてだという。 レジオネラ属菌対策のための塩素消毒が温泉の効能を消してしまうという問題が目立つ中、関温泉は規模が小さいゆえに全旅館が塩素なしのかけ流し。そこをPRできるのではと思い、日本温泉総合研究所(東京)に検査を依頼したという。 当初は「検査でおかしな結果が出たらどうする」と効果を疑問視する声もあったが、全旅館が賛同してくれることになったという。 「検査は6月末に実施したが、その後、全国の温泉地で表示疑惑が噴出。図らずもタイムリーな宣言となった。ただ、宣言だけで劇的な集客効果が出るほど甘くないと思う。地道に泉質を守っていきたい」と関温泉旅館「はつねや」若主人笹川勇介氏は語ったという。

記事掲載誌 日本経済新聞朝刊 掲載日 2004年10月11日 記事番号 607