米コロンビア大、レジオネラ属菌ゲノムの解読に成功

2004/09/27の化学工業日報によると、浴場施設や古い空調設備の建物などで世界的に集団感染が発生し、高熱と肺炎症状で多数の死者が出ているレジオネラ属菌の全遺伝情報(ゲノム)を米コロンビア大などの研究チームが解読し、24日付の米科学誌サイエンスに発表したという。塩素などによる殺菌処理への抵抗力が強い理由を解明し、効果的な感染予防法などを開発する手掛かりになるものと期待される。 レジオネラ属菌は、1976年夏に米フィラデルフィアの在郷軍人会(リージョン)の集会で、初めて集団感染が起きたことから名付けられ、集会場となったホテルの冷房用の冷却水で同菌が繁殖していたのが原因だった。 研究チームはこの時に採取された菌株を使い、約340万塩基対のゲノムを解読して2953個の遺伝子を特定したという。

記事掲載誌 化学工業日報 掲載日 2004年9月27日 記事番号 592