西諸県郡内の温泉、基準超すレジオネラ属菌施設名の公表拒む/宮崎

2004/09/18の朝日新聞 朝刊によると、宮崎県西諸県郡内の民間温泉施設が「自主検査で基準値を超えるレジオネラ属菌を検出した」と県に報告していたことが17日、分かったという。施設は県に報告した13日から営業を自粛しているが、施設名や検査数値の自主公表は拒んでいるという。県は15、16日、行政検査をし、基準値を超えているかどうか調べているという。 県は昨年4月、定期的な水質検査と基準値を超えた場合の報告を義務づける改正公衆浴場法施行条例を施行しているが、検査数値や施設名の公表は義務づけておらず、施設側が自主的に公表することを期待している。 県は公表するよう求めたが、温泉側は「経営が厳しくなる」として拒んだという。施設名の公表は発症者の確認も容易にするが、温泉側は「顧客名簿があり、発症者が出ていないかは自分で確認できる」としているという。 県はレジオネラ属菌の発症者がいないかどうか注意して欲しいと県医師会を通じて医療機関に注意を呼びかけているという。 約10日後に結果の出る行政検査でレジオネラ属菌が基準値を超えた場合は施設名を公表し、発症者が出た場合は営業停止処分にする方針だという。 県衛生管理課は「公表拒否は想定していなかった」といい、条例が施設側の努力規定としている点については「検討しなくてはならない」としているという。

記事掲載誌 朝日新聞朝刊 掲載日 2004年9月18日 記事番号 588