奈良・十津川村、かけ流し温泉宣言――全施設、塩素使わず。

2004/06/29の日本経済新聞 地方経済面 (京都・滋賀)によると、奈良県十津川村は28日、十津川温泉郷の「源泉かけ流し宣言」を発表し、村内の循環ろ過式の温泉施設をすべてかけ流し式に切り替えたという。源泉の湯を再利用せずに流し捨てるため、塩素消毒の必要がない。良質の温泉を堪能できる村として観光客誘致に役立てるということだ。 2003年6月から順次切り替え、レジオネラ属菌検査の基準値適合を5月までに確認した。 十津川村は市町村合併せずに単独での生き残りを目指しているという。かけ流し式を提案した札幌国際大学の松田忠徳教授は「温泉地が全施設のかけ流しを宣言するのは珍しい。各地の温泉の信頼性は揺らいでおり、十津川村の試みは画期的だ」と話している。

記事掲載誌 日本経済新聞地方経済面(京都・滋賀) 掲載日 2004年6月29日 記事番号 539