レジオネラ「事件」風化させぬ責任日向市長選当選の黒木氏/宮崎

2004/03/23の朝日新聞 朝刊によると、レジオネラ問題で論戦が繰り広げられた日向市長選は、無所属で新顔の元県部長、黒木健二氏(61)が、無所属で現職の山本孫春氏(72)を破り、初当選した。得票は161票と僅差であったという。投票率が過去最低となるなど盛り上がりに欠けたものの、黒木氏には、市民が厳しい審判を下したレジオネラ問題を風化させない努力が求められる。 当選の知らせを受けた黒木氏は、「レジオネラ問題で市民がけじめをつけたいと判断したのだろう」と語った。その一方で、山本氏もまた、「敗因はレジオネラ問題」と話したという。 今回の選挙結果について、黒木氏陣営は「積極的黒木支持だけでなく、山本批判票も多かった」とみている。 黒木氏は選挙戦で、温泉運営について「採算が厳しければ勇気ある撤退も」と主張していたが、早速その課題に直面することになる。残る被害者8人との補償交渉や、遺族、被害者への心理的なケアなども求められている。

記事掲載誌 朝日新聞朝刊 掲載日 2004年3月22日 記事番号 500