「坊っちゃん湯」を塩素消毒?レジオネラ菌対策松山【大阪】

2004/02/12の朝日新聞 朝刊によると、愛媛県がレジオネラ属菌対策として、県内すべての公衆浴場に条例で塩素消毒を事実上義務づけたことから、道後温泉本館(松山市)のお湯をめぐって議論が起きている。 県は「他県では死者も出ており、人命が優先」と説明するが、これに対して研究者や地元の旅館経営者からは異論が出ている。 札幌国際大の松田忠徳教授(温泉文化論)は先月出版した「これは、温泉ではない」(光文社新書)で、かけ流し式の場合は塩素消毒する必要はないと強調し、道後温泉本館の塩素消毒を「日本の温泉文化を根底から揺るがす」と批判している。逆に温泉の効能がなくなったり、肌荒れを起こしたりする恐れがあるとの指摘もある。 旅館経営者たちは松山市に塩素消毒中止の要望書を出すことを決めたという。

記事掲載誌 朝日新聞朝刊 掲載日 2004年2月12日 記事番号 467