東京都内の特別養護老人ホームで、12人がレジオネラに感染し、1人が肺炎で死亡

1999年2月15日のNHKニュースによると、東京都内の特別養護老人ホームで、1998年5月、入所者と職員合せて12人がレジオネラに感染し、このうち79歳の男性が肺炎で死亡していたことがわかった。施設内を調べたところ、循環式の風呂の湯から、男性から検出されたものと同じ型のレジオネラ属菌が検出され、他の11人も同じ型の菌に感染していたことが血液検査でわかった。ホームでは、これまで湯の交換や掃除は行っていなかったため、湯中にレジオネラ属菌が繁殖し、入浴中に入所者や介護の職員が水滴を吸い込むなどして感染したものと関係者はみている。ホームでは保健所の指導を受けて、塩素による消毒とお湯の交換を毎日行うように改め、その後菌は検出されていないという。今回の件について、厚生省老人福祉計画課の山崎史郎課長は「以前から、循環式の風呂でレジオネラの繁殖がみられるという指摘が専門家から出ていたので、2年前に1度、都道府県に通知を出して老人施設等に注意を呼びかけていた。今回のケースについては事実関係を調べているところで、問題があれば改めて注意を喚起するとともに、対策を検討していきたい」と話している。

記事掲載誌   掲載日 1999年2月1日 記事番号 413