「感染症法」浸透が背景-患者数報告1年4ヶ月で145例と激増

2000.10.25 空調タイムスによると、レジオネラ症が昨年4月に施行された「感染症法」によって医師に届け出の義務のある「四類感染症」に指定されたことから、同法施行から今年7月31日までの16ヶ月間に、145例のレジオネラ症患者が報告されたことが、このほど厚生省国立感染研究所・感染症情報センターなどの調査で明らかとなった。レジオネラ症の患者数を記録したデータは少ないが、1979年から1992年に厚生省レジオネラ症研究班が実施した患者集計によると、この間14年間の患者数はわずか86例。今回の調査期間が前回の約十分の一であることを考えると、レジオネラ症患者の激増ぶりが目立つ。ただ、過去の調査時に比べ今回は、感染症の施行でレジオネラ症が届け出制になったこと、またこれを契機に同症に対する認識が深まったこと、さらにレジオネラ属菌に対する検査法のスピードアップが図られるなど確定診断にまで至る例が増えたことなどが指摘されており、単純な比較は難しい。

記事掲載誌   掲載日 2000年1月25日 記事番号 375