仏の最新鋭病院、閉鎖危機-開業後わすか8ヶ月で感染病、患者相次ぎ死亡-

2001/08/04朝日新聞夕刊によると、フランス随一のハイテクシステムを備えて昨年パリに開院した「ジョルジュ・ポンピドー欧州病院」で、入院患者が相次いで難病の在郷軍人病(レジオネラ症)に感染し、死亡。早くも閉鎖がとりざたされている。 病院は昨年12月に開院式を開いた。その直後に在郷軍人病の感染者が出ていたことが発覚。3月までに9人にのぼり、うち4人が死亡した。 7月に入っても新たに3人が感染。これを受けて、フィガロ紙が「病院は近く閉鎖されるだろう」と報道し、クシュネル保健担当相が会見で打ち消す騒ぎになった。 この病気は水を介して感染するため、病院側はシャワーの使用を中止したが、効果なし。原因究明は混乱している。 レジオネラ菌は空調用冷却塔や給湯器でしばしば繁殖。水滴とともに肺に吸込まれ、肺炎症状を起す。

記事掲載誌   掲載日 2001年8月4日 記事番号 338