政府レジオネラ症防止対策に関する答弁書を了承

2002/06/12 日刊薬業によると、政府は11日の閣議で、金田誠一衆院議員(民主)が提出していた「レジオネラ症防止対策に関する質問主意書」に対する答弁書を了承した。質問書では、昨年12月に東京都板橋区の公衆浴場を感染源として起きたレジオネラ症にかかる対応状況を質すとともに、レジオネラ症の発生防止策としてバイオフィルム(生物膜)の除去を対策の中心に位置づけるよう求めた。 答弁書では、レジオネラ症防止対策として、菌が浴槽水に侵入しないようにするための構造設備対策や、浴槽と配管、循環ろ過装置の洗浄・消毒などの衛生管理対策、循環水の微粒子について空気中への分散防止対策を併せて行うことが適切とした。また、浴槽水のすべてを交換する際に十分な清掃と消毒を実施することで、配管などの内壁にバイオフィルムが付着するのを防ぐことが可能との考えを重ねて強調。昨年9月に出した「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」で提示している清掃・消毒法や、過酸化水素などによる配管内壁に付着したバイオフィルムの除去法の妥当性を改めて示した。 板橋区の公衆浴場への保健所による立ち入り検査は昨年10月に実施されており、また死亡事故が起きた後、1月にも立ち入り検査が行われているが、いずれの検査の時点でもレジオネラ菌は検出されていないとした。

記事掲載誌   掲載日 2002年6月12日 記事番号 299