宮崎・日向のレジオネラ感染60日間の営業停止–県警、温泉データなど押収

2002/07/31毎日新聞 西部朝刊によると、宮崎県日向市の第三セクター、日向サンパーク温泉(社長、山本孫春市長)が経営する「お舟出の湯」のレジオネラ症集団感染問題で県は30日、感染源を温泉と断定し、同日から60日間の営業停止処分とした。また県警と日向署は、市役所と温泉の家宅捜索で、温泉のデータや工事設計図、契約関係書類など145点を押収した。県によると、レジオネラ症と診断され入院している日向市の50代の男性のたんと、浴槽の湯から採取したレジオネラ菌のDNA(デオキシリボ核酸)の型が一致した。また30日までに、疑いを含む感染者は計114人(2人死亡)になり、うち10人が呼吸困難に陥るなど重症で、危篤状態の患者もいるという。 県は日向保健所を通じて温泉と管理者の市に、設備の洗浄、再発防止の改善計画策定などを指導し「安全が確認できなければ営業停止期間の延長もあり得る」としている。保健所の調査で、国の基準値の最高15万倍ものレジオネラ菌を検出しており、県は温泉の循環ろ過装置や配管などを詳しく調べる。

記事掲載誌   掲載日 2002年7月31日 記事番号 284