宮崎・日向のレジオネラ症感染問題感染、正式開業前から–県警、刑事で立件へ

◇死者5人に 2002/08/14毎日新聞 西部朝刊によると、宮崎県日向市の第三セクター、日向サンパーク温泉(社長、山本孫春市長)が経営する「お舟出(ふなで)の湯」のレジオネラ症集団感染問題で、感染の疑いがあった同県都農(つの)町の80代の女性が13日、入院先の病院で死亡した。集団感染(疑いを含む)による死者は5人目。また、感染者は温泉が開業する前のプレオープン(6月20、21日)時点から発生していたことも分かった。県警と日向署は日向サンパーク温泉と日向市を業務上過失致死傷容疑で調べており、刑事事件で立件する方針。 一方、プレオープンでも数人が感染していた。医療機関で感染の疑いがあると診断されたという。感染者(疑いを含む)は宮崎、大分、鹿児島3県に加え京都府など24市町村に拡大。13日現在で、33人が入院▽208人が通院している。 県の調べでは、開業した7月1日から営業自粛前日の同23日までの感染者数を週単位で見ても大差はなかった。このため、いずれかの時点で菌が増殖したのではなく、源泉の段階で存在した菌が滅菌されずに常時浮遊していたとみられる。 また、日向保健所が営業自粛を指導した後の7月20〜23日(22日は休館)の3日間も営業を強行し、この間に29人の感染者が発生していた。

記事掲載誌   掲載日 2002年8月1日 記事番号 266