ずさん、20倍のレジオネラ検出–仙台「茂庭荘」、対策とらず2カ月使用/宮城

2002/08/24毎日新聞 地方版によると、仙台市勤労者福祉協会が運営する「茂庭荘」(仙台市太白区)の本館小浴場で、国の安全基準の20倍のレジオネラ菌が検出されたのに、十分な対策をとらずに2カ月近くも使用していたことが23日、分かった。 同協会などによると、5月28日の太白保健所の水質検査で、基準の20倍の100mL当たり200個のレジオネラ菌を検出。保健所は6月6日に配管洗浄などを指導したが、同荘は浴槽の清掃しかしていなかった。 今月16日の市市民生活課の調べで、同荘の営業継続が発覚。市は小浴場を使用禁止にし、循環パイプやろ過器を塩素洗浄させ、水質サンプルを専門機関に送った。6月6日から8月16日までの同荘利用者は約6200人。被害の届けはないが、同荘の川本博久総支配人は「塩素は鼻につき、洗浄に使いたくなかった。甘い判断をおわびします」と陳謝した。レジオネラ菌による集団感染で、宮崎県日向市で6人が死亡。仙台市でも昨年11月、民間の日帰り入浴施設で100mL当たり37万個の菌が見付かっている。

記事掲載誌   掲載日 2002年8月24日 記事番号 260