レジオネラ菌、鹿児島でも1万3000倍–町営温泉*

◇長崎の男性、入浴後死亡 2002/08/31毎日新聞 西部朝刊によると、鹿児島県は30日、レジオネラ症で死亡した長崎県の男性(63)が利用した鹿児島県東郷町の町営温泉施設「東郷温泉ゆったり館」の温泉水から、レジオネラ菌を検出したと発表した。大浴場から基準値の1万3000倍、露天風呂から2200倍の菌が検出された。県は、男性の体内から検出されたのと同じ種類の菌か確認する。同館は26日から営業を自粛している。 県によると、男性は20日に死亡。23日に長崎県から「13、14日に男性が『ゆったり館』を利用していた」と連絡があり、調べていた。源泉をためる貯湯槽の湯からは菌は検出されなかった。 同館は今月10日にオープン。7月末の検査では菌は検出されなかった。浴槽は一部循環式で、回収した温泉水は塩素殺菌後、源泉とともに浴槽に戻していた。温泉水は1、2日おきにすべて抜いて清掃していた。オープン前のモニターも含めこれまでに約1万1400人が利用しているが、他に発症者の連絡はないという。東郷町の寺師勉助役は「男性の死亡との因果関係が判明すれば誠意を持って対応したい」と話している。

記事掲載誌   掲載日 2002年8月1日 記事番号 254