*レジオネラ菌、90施設で基準超す県などの検査結果/長崎

2002/10/17朝日新聞によると、公衆浴場などでのレジオネラ菌の繁殖問題を受け、県は16日、循環式浴槽を持つ県内の公衆浴場や社会福祉施設など472施設の検査結果を発表した。レジオネラ菌数が厚生労働省の基準値を超えたのは2割近い90施設で、基準値の2万7千倍を示した介護老人保健施設があったことも分かった。県は対策要綱を策定し、衛生管理を強化するという。 検査は県と長崎、佐世保両市が保健所などを通じて実施。4月以降の施設による自主検査を含め、これまでの結果をまとめた。 対象は、県の管轄として公衆浴場や旅館、ホテルの175施設と、社会福祉施設や医療施設などの241施設。長崎市管轄の公衆浴場51施設と、佐世保市管轄の公衆浴場など5施設(残り40施設は検査中)だった。 レジオネラ菌が基準値(検出限界)を超えたのは、公衆浴場では22施設、旅館で27施設あった。福祉施設では32施設、医療施設では9施設が超過していた。 基準値を1千倍以上超えた施設は公衆浴場や旅館にはなく、社会福祉施設などで3施設あった。県健康政策課によると、2万7千倍を示した介護老人保健施設は湯を循環するためのろ過装置などが故障したままで、フィルターが目詰まりして湯の汚れが十分除けない状態だったにもかかわらず、気づかずに使用していたという。浴槽の湯も1カ月に1回しか換えず、レジオネラ菌の検査は1回もしていなかった。 同施設は結果が判明した即日に循環式浴槽を停止し、交換水で対応した。 長崎市では、浴槽や循環装置の消毒などの改善指導をするとともに、施設の衛生管理のため、業者向けの講習会を実施し、県も改善指導などのほか、施設から県への報告などを盛り込んだレジオネラ症防止対策要綱(仮称)を策定する。

記事掲載誌   掲載日 2002年10月17日 記事番号 229