*鹿児島市除く県内公衆浴場適切な消毒たった3割掛け流し式では9%/鹿児島

2002/11/30の毎日新聞地方版 によると、鹿児島県は、宮崎県日向市のレジオネラ問題を受けて今年8〜9月、県内の公衆浴場を対象に実施した立ち入り調査の結果を29日に発表した。鹿児島市内を除く県内の全施設のうち、厚生労働省が定めたレジオネラ菌の防止に関するマニュアルを守って浴槽水を消毒しているのは、29.6%に過ぎなかった。特に新しい湯だけを使う掛け流し式の施設では、実施率が9%と際立って低かった。 調査結果によると、鹿児島市以外の公衆浴場は567施設。このうちマニュアル通りの消毒をしていたのは168施設で、掛け流し式に限ると391施設のうち35施設だけだった。また、マニュアルが求める定期的に水抜きをした上での清掃をしていない施設が、掛け流し式で22施設、循環式で14施設あった。 県生活衛生課は「非常に問題のある数字で、厳しく受け止めている。特に、一連のレジオネラ菌騒動で循環式が問題になったので、掛け流し式の施設に認識の甘さがあるようだ。指導を徹底したい」と話している。 一方、鹿児島市も市内の公衆浴場の調査結果を発表。53施設に立ち入り調査したところ、マニュアル通りの消毒実施率は98%、清掃実施率は96%だった。さらに、ホテルなど大浴場のある9施設を含めて62施設で水質検査を実施した結果、24施設から最高で基準値の520倍のレジオネラ菌を検出した。改善指導の結果、最高値を検出した施設を含め23施設が基準値以下になったことを確認したという。 また、県は県内のホテル・旅館50施設で、水質検査を実施した結果も合わせて発表した。35施設で基準値を上回り、最高は1900倍だった。改善指導後の再検査結果は、26施設が基準内に収まり、残る9施設は現在結果待ち。

記事掲載誌   掲載日 2002年12月30日 記事番号 191