*金沢の4温泉施設、98年調査基準値の1000倍超すレジオネラ菌検出/石川

2002/12/05の東京読売新聞朝刊 によると、石川県金沢市が1998年に行ったレジオネラ菌の採水調査で、市内の4つの温泉利用施設から、国が定める基準値の1000倍以上の菌が検出されていたことが分かった。いずれの施設も菌による健康被害はなかったという。 同市保健所によると、同保健所は、厚生省(現・厚生労働省)の通達などを受け、98年から市内にある計185の温泉旅館や公衆浴場、社会福祉施設を対象に調査を開始した。今年9月までに78施設の調査を実施。40施設から、厚生労働省の定める基準(100mL中10個未満)を超える菌が検出された。 このうち、98年に調査した4施設から、100mL中1万個以上の菌が検出されたという。同保健所は4施設に対し改善を指示した。再検査の結果、すべての施設で基準内に改善していたという。 この調査結果について、同保健所は「当時はレジオネラ菌に関する知識が普及していなかった。菌の知識が普及している現在ではあり得ない結果」としている。 また、金沢市はこの日、同市保健所で、「レジオネラ症防止緊急対策講習会」を開催。市内の温泉旅館や公衆浴場の経営者83人が参加した。 全国的にレジオネラ菌への関心が高まっていることを受けたもので、同保健所職員が、菌による感染症の概要や防止方法などを説明。「ひとつ間違えば大繁殖する危険性があり、日常の管理を欠かさないでほしい」と注意を促した。防止策として有効な塩素消毒について、参加者が塩素濃度の測定法を試薬やシリンダーで実習した。同市は9日にも、社会福祉施設を対象に講習会を開催する。

記事掲載誌   掲載日 2002年12月5日 記事番号 185