*温泉計画、三股町が思案レジオネラ感染が影響、賛否2分/宮崎

2002/12/14の朝日新聞朝刊によると、宮崎県の三股町での温泉施設建設計画が、日向市で起きたレジオネラ集団感染の影響で宙に浮いているという。着工できないうちに集団感染が起き、町が建設のお墨付きを狙って実施した町民アンケートでは「不要」が「必要」を上回った。桑畑和男町長は「是非は執行部内で検討中。12月議会中に明らかにする」としている。 同町樺山の1万2000平方メートルに、温泉館と福祉館から成る多世代交流センターとして計画した。総事業費は19億5000万円で、建設費16億円のうち9億6000万円は今年度予算に入っており、残りは来年度分。設計費4000万円は既に執行を終えているという。 8月に建設開始の予定だったが、設計が遅れ、そのうちにレジオネラ集団感染が起きた。9月議会で「町民の意見を聞くべきだ」という声が出てアンケートを実施することになった。 有権者の約1割にあたる1800人を無作為抽出し、10月23日から11月8日まで、郵送で実施し764人(42.44%)から回答を得た。結果は351人(46%)が反対、341人(45%)が賛成、その他が64人(8%)などだった。年代別では、20〜40歳代は賛成が多く、それより上の世代は反対が多かった。 反対意見では「近隣に類似施設がある」という意見が最多で197人、次いで「建設費がもったいない」が186人、「レジオネラなどが心配」の107人が続いた。賛成の方は「安らぎ」が213人、「健康増進」が188人、「交流」が81人という順だった。センター準備室では「予想だにしない結果。どうするかは町長の決断次第」と困惑している。

記事掲載誌   掲載日 2002年12月14日 記事番号 175