ゆーゆー館入浴客死亡でレジオネラ対策委発足山中町、再発防止策を検討=石川

2003/02/13の東京読売新聞朝刊によると、山中町の温泉施設「ゆーゆー館」に入浴した男性(68)が、1月23日、レジオネラ症と見られる肺炎で死亡したことを受けて、同町は2月12日に、医師など専門家を交えた「ゆーゆー館レジオネラ菌対策委員会」(会長=中村信一・金沢大学医学部教授)を設置、初会合を開き、事故の原因究明と再発防止策の検討に入った。 委員会は、中村教授のほか、国立山中病院の宮元進副院長や田中実町長など町幹部、町保健師の計6人で構成。田中町長は会合の冒頭、「二度とこのような事態が起きないよう、原因を徹底究明するとともに、再発防止策を早急に確立し、町民を始め、利用者の信頼回復に努めたい」とあいさつした。 会合では、町側が、事故の経過や、1月27日の浴槽洗浄の結果、同28日と2月4日の浴槽水の水質検査では、レジオネラ菌が検出されなかったことなどを報告。役場内に開設された相談窓口に、11日までに、同館の利用者から166件の相談が寄せられ、そのうち、体調不良を訴えた21人に対し、国立山中病院での検診を勧めたことも報告された。 町によると、検診結果がすでに出ている7人については、レジオネラ菌の感染はなく、残る14人についても、「感染の可能性は低い」としている。 会合後、委員らは、「ゆーゆー館」の大浴場や、浴槽のろ過装置などを視察。奥野勇館長から、浴槽の洗浄状況や塩素による殺菌システムなどの説明を受けた。 同委員会は、13日と19日にも開かれ、原因を踏まえたうえで、再発防止策をまとめる。田中町長は、10日に再度、県による水質検査が行われ、18日に結果が出ることを明らかにし、「それに合わせて、19日の委員会で防止策を確立し、『ゆーゆー館』再開のめどを立てたい」と話している。

記事掲載誌   掲載日 2003年2月13日 記事番号 158